マナリで5日ほどのんびり過ごしてついに
本命のレーへ。

どうやらレーまではバスで18時間かかるらしい。
しかもひたすら悪路。テレビでたまに見る崖のギリギリを攻めてるあの道。
しかも標高5000メートル以上の山を２つ超えるっていう。

大体の人が高山病になるらしい。
正直、だいぶ怖い。高山病だけはなりたくない。

だから、2日前くらいから高山病の薬、ダイヤモンドなんちゃらを
飲んで準備は完璧！防寒のためにみんなでポンチョも買ったしいけるっしょ。
このポンチョがこの後めちゃくちゃ役に立ちます。。

で、朝４時くらいに宿を出てバス停に行って、
いざバスに乗ってレーへ！

昨日、チケット売り場で会った日本人のおじいちゃんおばあちゃん
も一緒みたい。頑張りましょう。笑

そんな感じで、出発。
思ったよりいい感じでバスは進んでいき、
みんなも爆睡モード。

5時間くらい爆睡してふと起きたら、

あれ？
バス止まってるじゃん。
どうしたん？

どうやら、前日の雨の影響で道に何本もの川ができてて
通れないらしい。いやてか、道でもない。普通に川。

そして全く動く気配がない。
絶対、不運を呼ぶ男、コウタくんのせいだ。
なんて笑ってたら、１人死にそうな男が。

リョウセイくん。。。
高山病になりかけてて顔が真っ青。

そんな感じで待っててもバスは全く動かない。

動くのを待ってる途中、急に腹痛が。。。
もちろんトイレなんてない。
仕方なくちょっと歩いてできそうな場所探す。ない。

ここでひらめいてしまった、、
そこら中にある石をうまく積み重ねれば
洋式トイレくらい作れるんじゃないかと。

うまく完成すれば、自分が快適なだけじゃなく
今後、ここで止まってしまった人にも役にたつ！！

やっぱり大切なのは、あるものでなんとかしよう精神。
ないなら自分で作ればいい。
昔からダンボールとセロハンテープでなんでも作ってきた
クリエイティブ魂に火が。

よし！作ろう！
てことで石を積み上げて
さらに石を積んで、人が座れるくらいの強度に、、、

ってやってたら
腹痛がすーっていなくなってた。

ん？
俺はなんのために高山で息を切らしながら
石を積んでるんだ？

ふと正気になる。

で、結局、軽く石を積んでバスへ戻る。
バスはまだ動く気配がない。
とりあえず寝る。

３、4時間寝て起きたら動いてた。
どうやら5時間くらい止まってたらしい。
でもよかった！！なんとかなりそう。

この調子で進んでも着くのは深夜になりそうだ。
宿は大丈夫か心配。

そんな感じで進んでたら、
夜の11時。標高4300メートル。急にバスが停止。
そしたらバスの運転手とガイドにお兄さんがバスお降りて
どこかに行く。ドアを開けっ放しで。休憩かな？
それにしても寒い。

なんか嫌な予感が。

10分くらい待ったらガイドが戻ってきた。
出発かと思いきや寝袋を持ってまた外へ。

わーお。嫌な予感的中。。

野宿決定。。
極寒の高山の狭いバスの中で。

もちろん自分たちは野宿すると思ってないから、
まあまあな薄着。荷物もバスのトランクの中。
防寒着は一昨日買ったポンチョだけ。。
死ぬんじゃない？まじで。

ここから寒すぎて寝れない地獄ゾーン突入。

もちろんWIFIもないから携帯は使えないし、暗いから
本も読めないしイヤホン壊れてるから音楽も聞けない。
できることはただひたすら一点を見つめるだけ。
頭の中はTRFのさ〜む〜い夜だ〜から〜あした〜を待ちわ〜びて〜
の永遠ループ。

どうやら自分以外の４人も大体そんな感じ。
今思えば会話でもすればよかったけど、その時はそんな余裕ない。
ただひたすら寒さとの戦い。

そんなこんなで寒さと戦うこと6、7時間。

ついに太陽の登場。

あったけえ！！！
すげえ！！太陽！！
まじで神！！

今まで夜更かしして気がついたら太陽が出てきて、
「うわーもう朝だよ」
って言ってた自分をぶん殴りたい！

太陽が眩しいからって思いっきりカーテン閉めてた
自分をぶん殴りたい！

太陽に感謝。
こんなにあったかかったんだね太陽。

あんなに待ちわびてたあしたがついにやってきた。
小室さんいい歌作るなあ。最初しか知らんけど。

そしてバスが動き出して、
5時間くらいでレーに到着！

残り5時間なら我慢してバス運転しろ！
乗客を舐めんな！笑

まあ何はともあれ、無事にレーに到着できてよかっった！

よし！レー楽しむぞ！！
つぎは絶景パンゴンツォ湖編でーす。

デリーで軽くのんびりしたら
いよいよマナリ！自然が多いらしいから楽しみ。

宿を出てマナリ行きのバス乗り場へ。
渋滞に巻き込まれてだいぶギリギリ。

でもなんとかバスの時間に間に合って、
よかったーと思ってたら、

バス来ない。
時間なのに。

どうしようかと思ってたら、優しいお姉さん登場！
優しいお兄さんも登場。おっちゃんも登場。

結局、その人たちがバス会社に電話してくれて
バスがいる場所まで車で送ってくれた。

なんて優しいんだインド人。
ほんとに感謝。あざす！！

でまぁ、いろいろ上手くいかないながらも
助けてもらいながら、バスに乗っていざマナリへ！

13時間くらいバスに乗ってマナリ到着！

自然！
めっちゃいい雰囲気！

マナリは360度山に囲まれてて
秩父みたい。めっちゃ落ち着く。
しかもデリーみたいに人もうざくないし、もう最高。

マナリは自然豊かなオールドマナリと
ちょっと都会なニューマナリと
温泉のあるバシストの3つの地域に分かれてて、

とりあえず今回はオールドマナリに泊まることに。

そしてここで、カズマくんとリョウセイくんと合流！
コウタくんは地元民とのバスチケ争いに敗れたらしく、
1日遅れで合流。笑
これでレーに行くメンバーが全員揃った。

それで、このメンバーがまぁ最高。
みんな年上なのにめちゃくちゃ居心地がいい。
面白いし。優しいし。

そして、その日は俺の20歳の誕生日！！！

まさか、インドで誕生日を迎えるとは。
多分一生忘れない日だと思う。

今この時に旅に出て本当に良かったと思った！
今旅に出てなければ一緒にいるこの人たちにも出会えてなかったし、
今見てるこの景色を見ることもなかったと思うから。

やっぱり自分の選択は間違ってなかったんだなと実感。

これから何歳になっても自分のやりたいことに正直に
生きていきたいと思います！

みなさん祝ってくれてあざました！！！

こんな感じでマナリでいい時間を過ごして
次はマナリ堪能からの本命のレーへ。

この日の予定は、前日の夜にバラナシを出て
タージマハルをさっと見て即デリー。

なかなかハードスケジュール。

まあ無事に電車も遅れずに来て、
10時間くらいでタージマハルのあるアーグラに到着。

荷物を駅に預けて、観光スタート！

銀行やら旅行会社やらに寄ってから
タージマハルに到着。

閉まってる門の前でタクシーに降ろされたので
ちょっと歩いて入り口へ。

そしたらそこから200メートルくらいのところ
にタージマハルの入り口があるのでまた歩く。
ちょっとだるい。

で、入り口に着いてチケット買ったら、
ガバメントを名乗る男が近づいて来て、
中はめちゃくちゃ混んでるから俺が案内してやるって。

あ、そういえばネットに
案内してもらうとスムーズに観光できます。
って書いてあったなーと思ってついて行こうと思ったら
ユウスケくんがすぐ偽物ってことに気がついて騙されずに済んだ。

俺一人だったら普通に騙されてたと思う。笑

ま、そんなこんなで、中に入っていざタージマハル。

でけぇ！

本当はここで写真を貼りたい！
けどやり方がわからないので貼れません。
気になる人はネットで調べてください。笑

とにかくタージマハルはでかくて白くて左右対称でした。
今まで教科書とかで見てたものを実際に見ていることが
ちょっと不思議な感覚だった。

でもまぁ、一瞬見たらもういいかなって気持ちだったんで、
あとはひたすら日陰探し。笑
とにかく暑かった、、

タージマハルを見終わったあとはデリーに向かうために
アグラケント駅へ。

帰りも行きと同じ150ルピーで駅まで行きたい。
でも結構安い値段だからなかなか見つからないか。

と思いきやおっちゃんが150でいいよって！
ラッキー！すぐ見つかった！と思ってついて行ってる途中、

他のおっちゃんが近づいて来て
あいつ馬だよ。って。

うま！？

そのおっちゃんまさかの馬ドライバー。笑

馬って。笑
しかもなんで馬のが安いん。
ほんとインド人は謎。

で、ちゃんとしたタクシーで駅へ。

途中でMAPS.MEをダウンロードするために
タクシードライバーにWIFIのあるレストランに寄ってもらって昼飯。

その店がまぁまぁな高級。
でもWIFIのためだからって
高級チキンカレーを２人で分け合って食べて、
パスワードを教えてもらってMAPS.MEをダウンロード。

できない。
WIFIが全く飛んでなくて。

飛んでないんかい！

インドほんとにだるいそういうとこ。笑

仕方ないからそのままデリーに向かいました。

デリーに着いて、住所だけを頼りにサンタナデリーへ。
やっぱりMAPS.MEないときつい。

行ったり来たりすること数十分。
やっと宿に到着！
いやー長い1日だった。

デリーで１泊だけして次の日
みんなとの合流地点であるマナリに行きます！

次はマナリに着いて書きまーす。